ところで、最近聞いた話で一番感動したのは「シンデレラペタ」という単語なんですけど、それについて少し。 その言葉をわたしに教えてくれた彼女は大学の同級生で、ヴィジュアル系のバンドを追っかけてる。ヴィジュアル系の人たちって、Amebaのいろんなサービス使ってファンと交流してるんだね。アメブロ、ピグ、なう、とかとか。 アメブロには、訪問しましたよーを手動で通知する機能があって、これを「ペタ」っていう。mixiのあしあと的というか、FacebookのLikeやPoke的なというか、そういう感じ。コメント付ける以外のリアクションのかたちっていうこと。ペタお願いします、ペタありがとう、ペタ返しします、そういうこと。 バンドのメンバーは各自のブログのコメントに直接返したり、メッセージを返す(アメンバー同士のメッセージ機能がある)ことは禁止されてる。そういうときに自分のファンに愛を伝える手段がシンデレラペタ。 シンデレラペタとは - はてなキーワード 0時0分ぴったりにペタを返す。どうがんばっても(bot組めばできるじゃん、ていうのは野暮)1分の間にペタをつけられるのって数人だから、特別になれるんだって。「シンペタありがとう!」って、ブログにコメントするんだって。 すごい。本来ただの訪問通知なのに勝手に意味が付随していって、一喜一憂する装置になるなんて感動だわ。こうやってサービス提供者側が考えてもいない方に転がっていくのが一番豊かでしょう? ぞくぞくする。 こういうのがもっと知りたい。わたしが知らない世界。どんな風に文化つくってるのか、何がみんなの価値なのか評価なのか。 制約は想像力を産むし、罪悪感は創造力につながる。
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